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世界の通貨 中華人民共和国 元



経済大国として、近年めざましい発展を遂げている中華人民共和国(以下中国)。世界の金融市場において大きな注目を集めていますが、市場の需給により相場が決まる「管理変動相場」や、対外決済通貨で無いといった特徴的な通貨でもあります。ここでは、国によって強く管理された中国元について詳しくご紹介します。

中国元の概要

中国元の概要

中国元は中華人民共和国で用いられる通貨です。1948年(昭和23年)に共産党の支配下のもと、中国人民銀行が開業され人民元紙幣(現在の中国元)が発行されました。当時は「管理通貨制度」を採用して発足しましたが、時代の変化とともに様々な制度がとられてきました。現在は自国の通貨を複数の国と連動しながらレートを決定する固定相場制度である「通貨バスケット制」が採用されています。

非常に将来性の高い通貨であるといわれており、近年では「変動相場制」への転換に期待が寄せられています。将来的な世界の金融市場における立場は、現在の様な高度経済成長がどこまで続くかによって左右されることでしょう。記号は「¥」、ISO4217では「CNY」で表記されます。現地では「人民幣」と表記され、日本では「人民元」と呼称されることが多いです。

中国元の特徴

中国元の特徴

中国元の大きな特徴としては、対外通貨としての使用はできず、対外決済の際にはアメリカ合衆国ドルや香港ドル、または日本円といった外貨を用いて行なう必要があります。中央銀行である中国人民銀行が中国元のレートを強く管理していることや、ドルベック制度をとっていることから、かつては「1ドル=8.3元」に固定設定されていました。近年では中国の輸出増加と世界経済の低迷といった状況にあわせて、各国より中国元の制度変換を求める声が上がっていますが、中国政府は継続して現状維持の姿勢を取り続けています。しかし2005年(平成17年)に「通貨バスケット制度」を取り入れたことにより、複数の国の通貨に合わせて自国のレートを動かす仕組みを採用しました。それでも、まだまだ政府による厳しい管理体制のもとで値動きが決定されています。また、国内外への持ち込みや持ち出しが制限(限度額は6,000元)されていることにも留意が必要です。

上昇と下降の要因

上昇と下降の要因

中国元につきましては、中国政府の厳しい管理下においてレートが決定されるため、この体制が続く間は大幅な値動きが発生するといったことは考えにくいです。前述の「通貨バスケット制度」による値動きに関しましても、レートを変動する基準となる「主要な貿易国」や、「経済的に深い繋がりを持つ国」の内容は明らかにされていないため、予想をたてることが非常に困難だといえます。

取引のメリット

取引のメリット

継続して高度な経済成長を続ける中国元を扱うことにメリットを見出し、現在から中国に投資する投資家は多いです。中でも投資信託を通じて中国株を購入することで、将来を見越した取引を行なっている企業や個人投資家も度々見受けられます。

将来的には日本円をしのぐ程の力を持つ可能性があるといわれる中国元。そのためには政府による管理を緩和し、世界の金融市場に反応した適正な為替レートを樹立するといったことが課題として挙げられています。

取引のデメリット

取引のデメリット

現在のような高度な経済成長がいつまで続くかという疑問視の声が、多くの投資家から寄せられています。また、中国政府が中国元の持ち出しを厳しく規制していることから、外貨預金を行なうには中国へ出向いて、銀行口座を作る以外に事実上は不可能だということもデメリットとして挙げられます。