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世界の通貨 香港特別行政区 香港ドル



1997年(平成9年)、イギリスから中華人民共和国に返還された香港特別行政地区(以下香港)。独立通貨である「香港ドル」が流通しており、近年ではアジア金融の中心的な存在になるまで発展を遂げています。ここでは、今まさに成長を続ける通貨として世界中の投資家より絶大な人気を誇る、香港ドルについて詳しくご紹介します。

香港ドルの概要

香港ドルの概要

香港ドルは香港で用いられている通貨です。そのため中国では「元」と「香港ドル」(中国の行政地区であるマカオでは「バタカ」が流通)と異なる通貨が流通していることになりますが、元と香港ドルに特別な関係性はありません。別の国の通貨と同様な扱いを受けており、中国で香港ドルが使用できないように、香港でも元の使用ができません。アメリカ合衆国と為替レートを連動させるドルべック制という固定相場を採用しており、中国銀行、香港上海銀行、スタンダードチャータード銀行といった民間銀行による独自の紙幣が発行、運営されています。記号は金額の前に付く「$(例:3ドル=$3)」、ISO4217では「HKD」で表記されます。一般的には「HK$」が用いられることが多く、現地では漢字表記により「圓」となります。

香港ドルの特徴

香港ドルの特徴

香港ドルの特徴としては「中国と密接な関係を持つ」ことと、アメリカ合衆国ドルと値動きが連動する「ドルべック制度を採用」している2点が挙げられます。香港ドルはアメリカ合衆国のベック制度を採用する一方で、中国の株式相場の動向によって値動きする場合があります。これは、香港市場で上場している中国株が香港ドルで取引が行なわれているということが背景にあります。中国の「元」と香港の「香港ドル」が統一されるという運びもかつてはありましたが、現在はそのような動きは見られないため現在の1国2通貨制度がしばらく続くことが予想されています。また、香港ドルはアメリカ合衆国ドルと関連し、為替レートと金利水準に連動していることも注目しておくべきでしょう。

上昇と下降の要因

上昇と下降の要因

香港は自国で安定した金融市場を展開していることから、乱高下の心配が少ない安全な通貨として認知されています。また、経済の弱い国が通貨の価値を安定するために行なう、固定相場制度であるベック制度を採用していることも加えて、世界の投資家より大きな人気と信頼を得ています。上昇と下降の要因としましては、前述した通り中国の株式市場による変動による要因が大きいです。しかし、ベック制度によりアメリカ合衆国ドルの一定範囲内に収まるように管理されているため、急激な乱高下が起こるといったことは考えにくいです。

取引のメリット

取引のメリット

アジアの金融市場の中でも香港ドルは大きな注目を集めており、香港ドルはこれまでと同様に成長が期待されている通貨です。金利水準をみましても、アメリカ合衆国ドルよりも高い水準を保っています。アメリカ合衆国と中国の2国と高い連動性を持つことから、どちらかの経済が好況であると同時に、香港ドルもその恩恵を受け同じ動きをみせるといった傾向もあります。

取引のデメリット

取引のデメリット

中国の経済政策の動向には大きな注意が必要です。中国の経済指標が傾くと香港にも大きな影響を及ぼし、その結果香港ドルが暴落する事態も十分に予想されます。また、中国がこのまま1国2通貨制度を継続することも断定はできず、将来の香港ドルを左右する重要なポイントになるはずです。