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先物取引の進め方 ⑥先物取引の決済方法



先物取引における決済は、「取引の途中の反対売買」と「満期日における決済」の2種類のタイミングで行なわれます。ここでは、実際に取引が終了した際の決済方法である、「差金決済」と「受渡決済」についてご紹介します。

差金決済と受渡決済

差金決済と受渡決済

基本的には、損益の差額の授受でのみ取引を終了させる「差金決済」が行なわれることがほとんどです。しかし商品先物取引の場合には「受渡決済」も選択としては可能になります。ここで2つの決済方法について仕組みを理解しておきましょう。

差金決済

差金決済

先物取引は満期日にモノとお金を交換することを前提に、取引が進められます。つまり「空想上のモノ」が決済時に「現実のモノ」となります。しかし、現実に存在するモノをわざわざ取引する手間を省くため、この差金決済という方法が用意されています。

例えば、すでに5万円で買った商品が7万円となった場合には、現実として手元には表れませんが「2万円の利益」と計算できます。この現実に無い「2万円の利益」を現実のお金にすることが差金取引です。実際は、5万円で買った商品を7万円で転売する代わりとして、2万円のお金を受け取ることができます。反対に、すでに5万円で買った商品が3万円になってしまったら「2万円の損失」と計算できます。この現実にない「2万円の損失」を2万円支払うことで取引を終えることも、差金決済です。

受渡決済

受渡決済

受渡決済は「現実のモノ」が存在しない金融先物取引で行なわれることはありません。商品先物取引でのみ行なわれ、さらには実際に受渡決済を選択する投資家はごく少数だということを覚えておく必要があります。それでは、どんな場合に受渡決済は行なわれるのでしょうか。それは、投資家の個人事情による特別な意思が関係してきます。受渡決済は、原資産を受け取ることが可能な商品先物取引のメリットにもなり得ます。例えば、現物商品を格安で購入したい場合や、手元にある現物商品を売却したい場合が挙げられます。

実際に受渡決済をするためには様々な条件が必要になりますので、こちらもしっかりと確認しておきましょう。

受渡決済の取引方法

受渡決済の取引方法

現受け(現物商品の受け取り)を希望する場合は、限月を指定して買い注文を出す必要があります。まずは現物用品の買い付けに必要な証拠金を入金し、その後商品によって異なる期日(納会日)の前日までに、取引所へ総取引金額を入金することで現受けは進められます。すべての入金が完了しましたら、現物商品の保有手段を選択して受渡決済は終了となります。

現渡し(現物商品の売却)を行なう場合には、限月を指定して売り注文を出す必要があります。商品によって異なる期日(納会日)の前日までに、取引所へ「倉荷証券」(商品を保有しているという証明)を提出して、現渡し希望の意思を示します。その後、指定の口座へ総取引金額が入金され、受渡決済は終了となります。

どちらも、受渡決済の意思表示を期日までに取引所へ示さなかった場合には、差金決済として進められてしまうので注意が必要です。