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先物取引の仕組み



先物取引の仕組みとして、まず認識しておきたいのは「決済が将来に行なわれる」ということです。取引の時点では、空想上のモノとお金を前提に進められます。そのため決済が来るまでは、モノの引き渡しやお金の支払いは行なわれません。

先物取引の例

先物取引の例

実際に、先物取引の仕組みを例に挙げてご紹介します。先物取引は買い手と売り手の契約によって進められます。今回はダイヤモンドを例にして、決済までの仕組みを解説します。

商品と価格の決定(約定)

Aさんは現在、宝石店で100万円のダイヤモンドを購入しようと思っています。しかし、Aさんが持つ現在の資金では購入することができないため、来年のボーナスまで待つことにしました。ただ気がかりなのは、ダイヤモンドは需要と供給のバランスなどの理由により、価格が変動していきます。1年後にこれ以上価格が上がった場合には、購入できないといった事態も考えられます。

そこで、Aさんは宝石店でダイヤモンドの予約をすることに決めました。1年後(決済日)に100万円で売買する取り決め(約定)を店側と交わしたので、これ以上値上がりしてダイヤモンドが購入できなくなるといった心配は解消されます。そしてAさんは1年後、取り決め通り100万円を支払い、ダイヤモンドを手にすることができました。

考えられるケース(値上がり)
ダイヤモンドは供給量の減少により、105万円に値上がりしていました。1年前に予約していたAさんは、宝石店との取り決め通り100万円で購入することができます。この場合は通常よりも、差額分の5万円安く購入ができたと考えられます。
考えられるケース(値下がり)
ダイヤモンドは供給量の増加により95万円に値下がりしていました。もちろん予約の解除などはできないため、Aさんは100万円で購入しなければなりません。この場合は通常よりも、差額分の5万円多く支払うことになったと考えられます。
先物取引の結果
2つのケースをご紹介し、値下がりの場合には実質5万円の損が発生し、取引は無意味であったと考えるかもしれません。しかしAさんはダイヤモンド価格の値上がりにより、購入ができなくなる最大のリスクを回避(ヘッジ)しているので、この取引は有用であったともいえるでしょう。先物取引とは将来の価格変動が分からないからこそ、意味のある仕組みなのです。

実際の先物取引

先程の例でもわかるように、決済日まで実際にモノとお金のやり取りは一切ありません。これが空想上のモノとお金を前提にして進められる先物取引の大きな特徴です。

先物取引はもともと、ヨーロッパで生まれアメリカで発展したと考えられています。つまりヨーロッパでは胡椒、アメリカではトウモロコシといった、価格変動の激しい穀物類を商品として行なわれた取引です。もちろん穀物は収穫を終えるまで、売り手に引き渡すことができません。それと同様に買い手も決算前にお金を支払う必要はなく、この時点ではモノもお金も空想上の存在にすぎません。

決済日を迎えると先物取引は空想の世界では無くなり、実際のモノとお金を交換して決済となるのです。このような「決済が将来に行なわれる」対象(金融商品)は、株、債権、金利、通貨などにわたります(金融先物取引)。