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債券投資の進め方
⑤債券相場の変動を見る



債券相場の変動を見る場合に、注意しなければいけないことは、債券相場は現在の金利水準の変化を反映するのではなく、今後の変化予想を元に形成されるということです。例えば、今後金利が下がると予想した投資家が、債券の利回りも低下すると考えて債券を購入するといった投資行動をとります。つまり、債券相場の変動は、市場における金利などに対する予想の変化が、債券の需給に反映されて引き起こされるといえます。

また、債券の価格と金利の間には、「債券価格が上がれば、金利が下がる」「債券価格が下がれば、金利が上がる」という関係があります。このことは債券相場を理解するためにとても重要です。

債券相場を動かす要因

債券相場を動かす要因

債券相場の変動には様々な要因があります。ここではいくつか代表的なものをご紹介します。

景気循環と金利変動

景気循環と金利変動

金利は景気と密接な関係にあります。景気循環と金利変動は、多少のズレはあったとしても、概ね連動した動きをみせます。通常、景気が良くなると金利が上がり、景気が悪くなれば金利も低下傾向となります。これには金融政策と資金需給の要因が関わっているとされています。

まず、金融政策については、景気が改善する局面で景気過熱やインフレが懸念され、金融引き締め対策がとられて金利がアップします。景気後退局面では経済成長の維持や雇用の安定を課題とし、景気を刺激するために金利が下げられます。

次に需給要因については、景気が良いと企業は設備投資や在庫投資を増やし、資金調達のために銀行借入や社債の発行を行ないます。そうすると、金利上昇に圧力がかかります。不況の場合、逆に企業が資金調達を極力抑えようとし、一方で銀行や機関投資家は資金を貸し出しに回せないため、債券市場での運用を増やします。よって金利に低下圧力がかかります。

このように、金利の変動は景気循環と深く結びついています。つまり、景気循環が正確に把握できれば、金利の動きを読めるようになるというわけです。

債券価格と株価は負の相関関係

一般的に、「債券価格が上昇すると株価は下落する」、逆に「債券価格が下落すると株価は上昇する」ということがいわれます。

その理由のひとつは、景気循環と金利変動が関わっています。景気が良い場合、当然株価は上がります。景気上昇により金融引き締め(金利アップ)が行なわれるため、相対的に魅力がなくなった既発債券の価格は低下し、債券価格は下落します。逆に景気が悪くなった場合は、金融緩和政策(金利ダウン)が行なわれ、相対的に既発債券の価値が上がります。したがって、債券価格の上昇につながります。

もうひとつの要因は、投資家のリスクに対する感覚の変化が関わっています。例えば、株価が下がると、株の相対的な運用リターンが低下します。相対的に固定の利回りで運用できる債券の魅力が上がり、リスク回避の流れが強まることで「株が売られ、債券が多く買われる」ということになります。したがって、債券価格の上昇が起き、金利は下落。また、株価が上がると、積極的にリスクを取りに行く投資家が多く、「債券が売られ、株が多く買われる」ということになり、債券価格の下降とともに、金利が上昇するという仕組みです。

物価と金利

物価と金利

物価も債券相場に大きな影響があります。かつてオイルショックによって物価が急騰したときは、インフレ鎮静化のための金融引き締め政策が実施され、債券の利回りは上昇しました。その後、物価が鎮静化すると金融緩和政策により、債券の利回りは低下しました。

海外要因

海外要因

債券相場は、海外金利の影響を強く受ける傾向にあります。例えば、米国金利が上昇して、日本との金利差が大きくなると、投資家たちは一般的に、利回りの高い米国債券へ積極的に投資するようになるため、国内の債券需給が悪化してしまいます。そして、相場は下落(金利は上昇)する可能性が高まります。

為替市場の影響

為替市場の影響

為替相場は、国の金融政策に影響を及ぼすとともに、債券相場と密接に関わりがあります。円高局面では、国内の金利は低下し、債券の需給が好転する傾向にあり、円安局面では逆の動きになりやすいといえます。